ティルナノーグ【Tir Na Nog】に憧れて ※カテゴリから見て下さいね。新しい順だけど小説が並ぶので読みやすいです。_(._.)_あ、不思議な写真もよく撮れるので文中に貼りますね。

頭の中で奏でる世界。命尽きる前に音符に書き出したいです。ケルト神話の神々の安寧の地ティルナノーグ。【常若の国】と呼ばれるその地に想いを馳せながら現世を綴ります。

【夕焼け空編7】光の使命。それは。。。

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ケルノンクスが、静かに語り始めた。
「惨劇それは、現世で起きていること。事実であるメぇヘヘ」
「話は長くなるのでメぇヘヘは、最後に一度にするメぇヘヘ」
#メぇヘヘ加減できるんかい!#

「小僧殿貴殿が、見てこられた惨状は元を正すと我らダーナ神が負わねばならぬ
因果である」

〈時代背景〉
小僧殿の文明で、語られる史実の言葉を使い掻い摘まんで説明申し上げる。
ギリシャ・ローマ時代以前のヨーロッパ全域を跨がる大きな領域を思い描いて欲しい。
紀元前 の我らダーナ神族は古より人智を超える力と智恵を持つ、森羅万象を体現する神に類する存在じゃった。
我らは、人ではないのじゃ。
人の子等のような欲得の心がなく、心の命じるままに行動するカオスな在り方をとっておった。
好き嫌いが強い移り気の激しいじゃじゃ馬娘の心のようなものじゃ。
そこにヨーロッパの中央アジア寄りにて一大文明を築き上げた人族であるケルト人が現れたのじゃ。どうもダーナ神族とは違う神に類する日出ずる国より訪れた神に気に入られ手厚く指南を受けて一つも二つも抜きん出た人族として、ヨーロッパ全域に侵攻してきた。
ケルト人の侵攻とは、小僧殿の知る植民地化するためのものではなく、純粋に強き物を探し求め己の強さを試す冒険色の強い目的であった。
ケルト人は、破竹の勢いでヨーロッパ全域を駆け巡った。
駆け巡る先々では、略奪・思想の押し付け、植民地のような搾取など皆無でケルト人と違う人族に触れると、人族を苦しめる太古からの存在の討伐とゆう名目で強い相手を求め巡った。
先進の科学技術である鉄器もケルト人の侵攻で広まった。
ダーナ神族のテリトリーに現れたのも至極当然。メぇヘヘ

ケルト人はアホじゃ。〉
ダーナ神族の神の力にケルト人は狂喜した。
強いぞコイツらは!
倒し甲斐があると!
ケルト人は、一言で言えば、アホじゃ。
己の生を輝かせるために命を賭けて挑んでくる。
ケルト人の裕福な王であろうと、その地位を投げ捨て単身で攻め上がってくる。
卑怯なまねは良しとせずに正々堂々真っ向勝負。
負けても遺恨は残さず勝者を讃え敗者の勇気に涙する。
小僧殿の言葉で表現するならば、エンタテインメント好きのお人好しで、察しが悪いイノシシ野郎じゃ(女性も同じじゃ)。
この面倒で厄介な愛すべきケルト人は、カオスな面が主な我らダーナ神族が戦う気持ちも最初から湧かなかった、じゃれ合いながら住処を追われ続けて、常若の国に引き篭もる事にした。
しかしながら気儘なカオス心旺盛なダーナ神族が、大人しく籠もる訳もなく、
ことある度にケルト人とじゃれ合いに味方になり、智恵を授ける等の関わりを続けた。
そんな面白き数千年が過ぎ去り。
ギリシャ・ローマ時代と移り、ケルト人も追われる存在に成った。
ケルト人は、我らダーナ神族と親交するためにドルイド僧という術者も確立していた。
何を隠そう、我もドルイド僧との親交は活発に行い面白い時を過ごした。メぇヘヘ

ケルト人の衰退〉
ケルト人の衰退は、先に話したそのアホに依る所が大きく。ギリシャ・ローマ人の狡猾な智恵に、どんどん倒れ、とうとう致命的な局面をむかえる。
キリスト教ギリシャ・ローマ人は、正式に国の信仰と定めた。
これにより、キリスト教以外は異端の信仰邪悪なるものと位置づけられ
我も知名度高い悪魔として認定頂いた。
その名は、大悪魔バフォメット。
有り難迷惑の極みである。

ケルト人の衰退は、異端となったドルイド僧を介してダーナ神族と親交していた事が出来なくなった事が大きい。
キリスト教徒は、異端の信仰の先導者としてドルイド僧を狩った。
ケルト人の窮地をダーナ神族も護るも出来なくなって衰退していった。
イングランドの島では、アーサー王が一時盛り返したがキリスト教は根強く、長くは持たなかった。メぇヘヘ

〈ここからが本題じゃ〉
現世の惨劇の元凶は、キリスト教徒が目覚めさせた。
全てを異端視するが故に太古に眠りについた邪神族を暴き出し攻撃し目覚めさせた。
最大の邪神にも手を出した。
その名は、クトゥルー
この世に混沌を持たらすもの。
余りにも異質、理解の余地無き破壊者。

キリスト教徒等は、神のお導き引きだ、どうのこうの理由をつけて掘り返してはいけない封印を、わざわざ探し出し解いてしまう。
オー神よ助け給えと、言うならば、封印を解くな!メぇヘヘ

〈元を正せば。。〉
ケルト人の衰退を消滅せぬまでに守ってやらなかった我等にも後悔がある。
今でもケルト人のアホさは、可愛くもありダーナ神族の中には手を貸そうとする輩の数は絶えない。
惨劇の場に現れたク・フリンは、ケルト人を人の子等と同一視する人寄りの心が強い神であり、クトゥルー神討伐に名乗りを上げた。
ダーナ神族の自由模倣なカオスが悪い方に出てしまった厄介な事柄じゃ。メぇヘヘ〟

〈そこで決めた!ダーナ神族始まって依頼の総意〉
蔓延るキリスト教徒は、どうしようもない。
ダーナ神族としては、常若の国で安穏と悠久を過ごせるが、貴殿も目撃したク・フリンの暴走もわざわざ危うきに飛び込む輩と目を瞑るには、神族同胞の不憫を見るには忍びない。
このまま放置すると、キリスト教徒は滅びるだろうが人の子等も消え去る。

だから介入するか?
いいや、ここまでは傍観者でどうにも出来る範疇でたいした話ではない。

大事なのは、貴殿の足に付いて来ておるアーリンの眼じゃ。
そいつは、クトゥルー神の眷族。クトゥルー神は無慈悲な破壊者。
常若の国も既に侵略され切り取られている!

我等、ダーナ神族も実は危機なのじゃ。メぇヘヘ 〟

#ね、分かったけど。。。
このアーリンとかは、排除した方がイイんじゃないかな〜
ずっと足にへばり付いているんだけど。。。#

「流石じゃ、よくイイ所に気が付くの〜
もうちょい待つのじゃ、忘れてはいない メぇヘヘ」

#いや〜気が付くも何も、足に気持ち悪い羽根の生えた目玉がしがみついてるのは、気付くでしょう流石にしかし#

「さて、貴殿の話をしようかの〜」