◇毎日当たり前に繰り返していた幼馴染み〝みなみ〟ちゃんとのドタバタ劇が朝日の中で唐突に赤い水面に沈んで消えた。 ◇ 夜明けの朝靄の中、道の端に横たわる影がモコモコと蠢く。 「ふわわ、わあ〜」 欠伸混じりの第一声。「おやー!」と飛び起きる。「〝み…
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