ティルナノーグ【Tir Na Nog】に憧れて ※カテゴリから見て下さいね。新しい順だけど小説が並ぶので読みやすいです。_(._.)_あ、不思議な写真もよく撮れるので文中に貼りますね。

頭の中で奏でる世界。命尽きる前に音符に書き出したいです。ケルト神話の神々の安寧の地ティルナノーグ。【常若の国】と呼ばれるその地に想いを馳せながら現世を綴ります。

2-浅き夢見し【基幹】…遊びをせんとて生まれけり編【】

【遊びをせんとて編6】そいつの正体は!

〈ギーギーギー〉、今では巨大な空洞と化した御影石のある居間“?”。洞窟内に反響してこのギーギーギーが何処から発せられているか人間なら分からないだろう。しか〜し、オケラの身であれば、お尻の先にある2本の触覚が音波探知機のように作用して頭の中にレ…

【遊びをせんとて編5】ラビリンスに乗り込んで来た異質

食物を際限なく喰いまくる、するとラビリンスも拡張。倍々ゲームで全てが拡張路線の日々をどれだけ過ごしたのか。土の中の暗闇でも視力は良くて何ら不便もなかったけど最近変なのよね。根っこを食べようと大きなシャベルのような手を出すと光ってるんだよ。…

【遊びをせんとて編4】さてと食べ物は。。。

お腹が〈グー〉お腹が〈グー〉〈グー〉。。。 そうだね〜生き物は食べ物が必要なんだね。 さて、オケラの身の上の私が食べる物はなんだろう。 御影石のある居間で思案する。オケラは畑によく見かけた。 確か、バッタの類型でなかったかな〜。 !ならば、植物…

【遊びをせんとて編3】土の中。 副題:先ずは家だね。土の中

◇ オケラの思い出回想、何気に思い入れは強かった。さて、どうするかな。 土の中と言っても身体の回り2、30センチは空間が出来ている。身体をモゴモゴするとしっかりと地固めした土の壁となり隙間が出来る。そうだ、もっと空間を拡げよう。昔、AZITOというゲ…

【遊びをせんとて編2】脅威が遠退き、余裕の回想に耽る。 副題:いいんじゃないかな〜これも。

◇どうもオケラのようだ。多分、自分は人間だった筈。記憶がしっかりある。転生者の物語は数あれどオケラとはね〜。 お寺で法事の時にお坊さんの説法で生まれ変わりは人間でない場合もあり、それは生前の日頃の行いに依ると言ってた。残っている記憶を振り返…

【遊びをせんとて編1】手の平を太陽に 【浅き夢見し】 作: ふぁ~ぷる

プロローグ 〈風流だねー。苔生した地面に夕焼け空。 副題:ミミズだっ〜て〜アメンボだーって〉 enemies:自然 夕焼けが眼に痛い!いつから僕はココに居るのだろうか?湿気を帯びた苔の上に私は佇んで居る。夕焼けだろう山肌を縫って射し込む赤色が眩しい。…

遊びをせんとて生まれけり

心悲しい悲しい、心模様は移りゆく時の彼方に流れ去る。 流れ去るは留め置かれる理を知らぬが故、 さあ、心の記憶の扉をノックして忘れてはならない悠久の彼方への旅路へ。